日本監査役協会は2024年5月17日で設立50周年を迎えました。50周年記念事業の、以下の企画をご紹介いたします。
2024年5月17日に創立50周年を迎えた記念として、「50年史」を発行しました。
「50年史」は、当協会及び監査役等の制度の歴史、「設立50周年記念 第98回監査役全国会議」の模様及び記念寄稿に加え、資料編には、当協会の活動や公表物のインデックス等をご活用いただけるような構成となっております。
なお、本書は当協会会員の皆様への贈呈本となっており、非売品のため、以下の電子媒体をダウンロードしてご覧ください。
【目次】
公益社団法人日本監査役協会会長 塩谷公朗
3 監査役制度改正小史
慶應義塾大学大学院法務研究科教授 高田晴仁
1 祝辞
法務大臣 小泉龍司2 会長挨拶
公益社団法人日本監査役協会会長 塩谷公朗
3 記念講演
ソニーグループ株式会社シニアアドバイザー
一般社団法人プロジェクト希望代表理事 平井一夫
4 基調講演
「進化するコーポレート・ガバナンスと監査役等の役割」
東京大学名誉教授 神田秀樹
5 パネルディスカッション
「進化するコーポレート・ガバナンスとこれからの三様監査」
〈パネリスト〉 | 日本公認会計士協会会長 茂木哲也 一般社団法人日本内部監査協会会長 伏屋和彦 公益社団法人日本監査役協会会長 塩谷公朗 |
〈コーディネーター〉 | 東京大学名誉教授 神田秀樹 |
1 日本型企業統治システムの要としての監査役等の役割について
-公益社団法人日本監査役協会設立50周年に寄せて-
九州大学名誉教授/弁護士 西山芳喜
2 監査役等を取り巻く近時の制度改革の動向
-サステナビリティ情報の開示の拡充に向けた検討課題も含めて
明治大学専門職大学院/会計専門職研究科専任教授 弥永真生
3 監査役スタッフの役割と今後に向けた提言
~今後10年を見据えた監査環境の整備~
獨協大学法学部教授 高橋均
50周年記念出版として、
「女性監査役等50名の想い~進化するコーポレート・ガバナンスの担い手として~」を発行しました。
監査役等の経験を経て、他社の社外役員に就任される方も増え、企業の枠を超えた多様な個が発揮する見解が、日本企業の新しい流れ、更に言えば、進化を促進する存在感を発揮しつつあるのではないかと思われます。
活躍される女性監査役等の声を集約した本書が、監査役等のみならず、企業関係者にとって今後の自社のコーポレート・ガバナンス改革の参考となることに加え、ロールモデルとして、企業の役員や管理職を目指される方の参考になれば幸甚に存じます。
なお、本書は2024年4月9日開催の「監査役協会設立50周年記念 第98回監査役全国会議」へご来場された方への参加特典としてお配りしました。非売品のため、以下の電子媒体をダウンロードしてご覧ください。
以下を収録しております。
【目次】
公益社団法人日本監査役協会 副会長 長嶋 由紀子
株式会社リクルートホールディングス 常勤監査役
「未来のステークホルダーからも信頼されるグループを目指して」
アサヒグループホールディングス株式会社 取締役会長 兼 取締役会議長 小路 明善
「女性監査役等が牽引する取締役会の多様性とその実効性確保に向けて
-コーポレートガバナンス・コード制定以降の動向を踏まえて」
明治大学法学部 教授 柿﨑 環
dely株式会社 | 常勤監査役 | 宗司 ゆかり |
株式会社大和証券グループ本社 | 取締役 監査委員 | 花岡 幸子 |
日本電信電話株式会社 | 常勤監査役 | 髙橋 香苗 |
(1)社内から就任された皆様から
(2)社外から就任された皆様から
(3)三支部(関西支部、中部支部、九州支部)の皆様から
(4)公認会計士の皆様から
※本冊子において、監査役・監査等委員・監査委員・監事を総称して「監査役等」と表記しています。
誠実な心と堅実さを持ちながら、公正不偏の姿勢を貫き、社会と企業の持続的な発展に貢献すること、監査役制度の信頼性と有用性を広く掲げて、豊かなグローバル社会の実現へ向かい躍進していくことを表現したロゴマークです。球体の中をしなやかに通り抜けるいくつもの白いスウォッシュは、日本監査役協会の持続的活動と社会貢献により、日本が豊かなグローバル社会へと発展、飛躍していく流れを表しています。 右下側の大きく湾曲する2 本のスウォッシュは、奥から手前へと向かう動き( 内へ:企業へ) を、左上側の緩やかなカーブを描いたスウォッシュは、手前から奥へと向かう動き( 外へ:社会へ) を表し、日本監査役協会の活動を抽象的に表しています。右下側の2 本のスウォッシュは、上部の小さい正円( ドット) と合わせ、前進する人のシルエットを表しており、協会理念に基づき前向きにまい進されていく、会員おひとりおひとりの姿を表現しています。左上部の輝きは日本社会と日本監査役協会の明るい未来があることを表現しています。「JASBA」のロゴタイプを包含することでグローバル社会への躍進を表しています。
環境問題・コロナ禍・技術革新等をはじめとする時代の変化の波が拡大・加速し、コーポレート・ガバナンス自体も、監査役等として期待される役割も進化していく中で50周年を迎えるにあたり、改めて「理念」や「監査役監査基準」に立ち戻り、独立の立場から取締役の職務執行を監査することにより、企業不祥事を防止し、健全で持続的な成長を確保・担保することが監査役等の基本責務であることを踏まえ、企業統治体制の確立と運用を主体的に担っていくことを打ち出しました。
コーポレート・ガバナンスも担い手の監査役等も共に進化することをイメージしています。