2010年11月12日お知らせ
去る10月28日に開催した第37回定時会員総会の終結をもって、長年にわたり当協会業務に携わってきた伊藤智文専務理事・事務局長が退任し、同総会後に開催された第161回理事会において、新たに宮本照雄常務理事が専務理事・事務局長に就任いたしました。
前専務理事・事務局長 伊藤智文 退任のあいさつ
10月28日の定時会員総会の終結をもって専務理事を退任いたしました。昭和49年に日本監査役協会が設立され、その後の昭和51年11月に協会入社以来約34年間、会員の皆様及び外部の諸先生のご理解とご指導の下に、協会事務局として携わって参りました。何とか職責を全うできたのではないかと自覚できますのも皆様のおかげであり、この場をお借りして感謝申し上げる次第であります。
商法及び会社法改正の都度、監査役・監査委員としての実務対応をどうするか、皆様や外部の先生方のお知恵をお借りしながら、監査役・監査委員会の監査基準をはじめとする実務指針をまとめ、広く監査役・監査委員の皆様にご提供できましたことは大変ありがたいことだと思う次第であります。
監査役制度については、外からは見えにくく、どのように機能しているか、問いかけを受けることは多いのですが、会社の中でどのような役割・機能を果たしているかは監査役・監査委員である皆様ご自身がよくご存じのことと存じます。どうか、今後とも信念を持って企業価値向上のため、ご活躍されることを祈念申し上げます。
新専務理事・事務局長 宮本照雄 就任のあいさつ
はじめに、会員各位の日ごろよりのご支援に厚く御礼申し上げます。
協会の基本的使命は、「監査品質の向上を通して、企業不祥事を防止し、経営の健全性確保と企業の持続的成長を図ること」であります。私ども事務局としましては、この基本的使命の達成に向けて会員の皆様への支援活動を鋭意実践していかなければなりません。
まず第一に、監査役・監査委員の皆様に協会が示したベストプラクティスを着実に実践いただくための支援を継続して実施して参ります。また、本年4月からスタートした法制審議会・会社法制部会においては、社外取締役の独立性や取締役会の監督機能、監査役の監査機能等についての議論が始まっているところですが、その議論の動向を見守り、必要な対応を進めて参る所存です。
第二に、当協会は来期(第39期)より公益社団法人に移行することを予定しており、今後は、会員に向けたサービスはもちろんのこと、そこに留まることなく広く社会的役割を果たして参りたいと思います。
以上の二点を中心に、会員の皆様の声を真摯に受け止め、日々努力して参りたいと思っておりますので、引き続きご支援の程よろしくお願い申し上げます。
≪宮本照雄専務理事・事務局長の略歴≫
昭和44年3月 慶應義塾大学卒業、平成18年3月 一橋大学大学院国際企業戦略研究科卒業。
昭和44年4月東京電気㈱(現東芝テック㈱)入社。同社総務部企画部長、同国際部長、総務部次長、同法務部長を経て、平成14年6月同社常勤監査役。平成20年6月同社退職。平成21年7月(社)日本監査役協会常勤顧問・事務局長代理、平成21年10月同協会常務理事・事務局長代理。